ISEE共同利用研究集会「次世代の宇宙地球環境研究にむけた電波観測技術検討会」:トップページ

開催趣旨

太陽・地球惑星系科学や気象学、天文学に低周波の電波観測は主要な研究手段のひとつとして用いられている。低周波の電波観測装置では多数のアンテナでアレイを形成することで大きな集光力や広い視野を獲得することが有効で、国内にも複数の宇宙地球環境観測用の電波望遠鏡やレーダー装置が存在し、次世代装置の検討も進んでいる。電波天文学においてはFast Radio Burstの登場で突発天体の観測が注目を集め、ASKAPの広視野受信機Phased Array Feedや、Parkesの広帯域受信機Ultra Wideband Lowといった、新時代の受信機開発も進む。2021年からは世界最大の低周波電波干渉計SKAの建設も始まる。フェーズドアレイや広帯域受信機は、分野をまたがる非常に汎用性・応用性の高い技術である。一方、観測装置の開発においては、それぞれの分野で検討が進んでいる歴史的経緯がある。また受信機の発展に伴って、電波周波数干渉(RFI)や高データレートの信号処理などの新たな課題も出てきた。そこで本研究会では、低周波の電波観測装置の開発に携わる専門家を分野横断的に招待し、最新の開発情報を交換するとともに、共通する技術要素や問題点を整理し、学際的な共同研究・共同開発について議論することを目的とする。  

なお、研究会はリモートで開催し、講演資料はウェブに掲載し集録とする予定である。

日時と場所

日時
2020年8月26日(水)ー27日(木)
場所
Zoom会議システムを使ったリモート開催
言語
主に英語。一部日本語セッションを設けます。

招待講演者(予定)

      Wideband Low Frequency Receivers: The Parkes Experience (Alex Dunning, CSIRO)
          The BRAND EVN Project (Gino Tuccari)
              Development of Wideband Antennas (Hideki Ujihara, NICT)
                  ASKAP Phased Array Feed (Aaron Paul Chippendale, CSIRO)
                      Precipitation observation by phased array weather radar (Nobuhiro Takahashi, Nagoya U.)
                          RFI Mitigation Technologies (Noriyuki Kawaguchi, NAOJ)
                              High temperature superconducting multiband receiver for a VLBI Radio Telescope to prevent radio frequency interference (Ken Takahashi, Toshiba Hokuto Electronics Corporation)
                                  The Canadian Hydrogen Intensity Mapping Experiment (CHIME) (Keith Vanderlilnde, U. Toronto)
                                      Next generation digital phased array IPS observation system of ISEE (Kazumasa Iwai, Nagoya U.)
                                          327 MHz VLBI experiments on the 450 km baseline in Japan (Kazuhiro Takefuji, JAXA)
                                              Plan of Global LOW VLBI (Hideyuki Kobayashi, NAOJ)
                                                  MU Radar Active Phased Array Atmospheric Radar (Mamoru Yamamoto, Kyoto U.)
                                                      Low Frequency RF Front-End (and Effects on Calibration and Observations) (Adrian Sutinjo, Curtin U.)
                                                          MWA Beam Measurements Using ORBCOMM Satellites (Jack L. B. Line, ICRAR/Curtin U.)
                                                              SKA1 LOW AIV (Yusuke Kono, NAOJ)

主催

名古屋大学宇宙地球環境研究所、日本SKAコンソーシアムUHF技術検討班、国立天文台水沢VLBI観測所SKA1検討グループ

謝辞

本研究会は名古屋大学宇宙地球環境研究所 共同研究集会、および国立天文台SKA1検討グループの支援により開催されます。この場を借りてお礼申し上げます。

世話人

赤堀卓也(国立天文台)、岩井一正(名古屋大学)、高橋慶太郎(熊本大学)、河野裕介(国立天文台)

更新情報・お知らせ

2020/06/16
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